トレーリング ストップ とは?|損小利大を実現する注文方法
トレーリング ストップ は、価格変動に応じてロスカットラインを変更していく手法です。
「トレール」とは、英語で「追跡する」という意味があり、価格変動に合わせてロスカットラインが相場の動きを追跡していることを表しています。
例えば、価格が上昇すれば、それに合わせてロスカットラインを引き上げ、逆に価格が下落すればロスカットラインを引き下げていきます。
また、 トレーリング ストップ はFX、株式投資など取引する商品に関わらず、同じ方法で使えるため、投資をする方は知っておくと大変便利な注文方法です。
トレーリング トレーリング ストップ とは ストップ のメリット
トレーリング トレーリング ストップ とは ストップ の最大のメリットは、「損失を最小限に抑えつつ、利益を伸ばせるということです。
下図のように、101円のときに買い注文を入れた時、最初のロスカットラインを100円に設定します。そこから、価格が1円上昇するにしたがって、ロスカットラインも1円ずつ引き上げていきます。そして、価格が104円に達したときのロスカットラインが103円になるわけですが、図のように価格は104円で天井となり、価格は下落し始め、ロスカットラインに設定していた103円まで下落したところで決済となりました。
もともと101円で買い注文を入れ、最終的に決済した価格が103円のため、結果は2円の利益となります。
このように、価格の上昇に合わせてロスカットラインを引き上げていくことで、ロスカットをしても確実に利益を得ることができるようになります。
これこそが、 トレーリング ストップ のメリットです。
トレーリング ストップ のデメリット
トレーリング ストップ を有効活用することで、損失を最小限に抑え、利益を伸ばせる、というメリットをお伝えしましたが、 トレーリング ストップ とは トレーリング ストップ を活用する際、注意しなければいけない点があります。
それは、下図のように価格上昇に合わせてロスカットラインを切り上げたことで、一時的な押し目でロスカットラインに達して決済してしまうことです。
今回のケースは、114円で買い注文を入れ、最終的に115円で決済しているので、1円の利益ではあります。しかし、手仕舞い後、相場は再度上昇しているため、仮に115円の位置にロスカットラインを設定していなければ、より大きな利益を得ることができたのです。
このように、 トレーリング ストップ を活用して、ロスカットラインを引き上げていくことで、大きな利益を取り損なうというデメリットがあることも理解しておきましょう。
トレーリング ストップ の効果的な使い方
トレーリング ストップ の特徴、注意ポイントまで解説してきました。
では、実際の相場で価格が上下に動くなか、 トレーリング ストップ とはどのような局面で使えるのでしょうか。
トレーリング ストップ が使える局面は、主に2つあります。
1つ目は、前述したように、価格変動に合わせてロスカットラインを調整する使い方です。
もう1つは、価格の急騰・急落後の反発を狙ってエントリーするポイントとしての使い方です。
ここでは、それぞれの使い方についてチャートを使って具体的に解説します。
トレーリング ストップ を使った注文例①
上図では、買い注文を入れるときに買値から、-2円の位置を最初のロスカットラインに設定しました。エントリー後は、価格が上昇した分だけロスカットラインも引き上げていきます。
ケース①は、価格が107円のときに買い注文を入れたため、最初のロスカットラインは105円となります。上図のように、価格は細かい上下を繰り返しながらも堅調に上昇していることが分かります。価格が上昇しているなかで一時的に下げている局面もありますが、ロスカットラインである(高値-2円)の位円まで下がっていないときは決済しません。
そして、上図のチャートを見てみると、価格が108円まで上昇した後、もみ合い相場がしばらく続き、最終的には高値が108円を付けた時に設定したロスカットラインの106円まで下がったところで決済となりました。
トレーリング ストップ を使った注文例②
上図のチャートの右端が現時点としたとき、この後価格が下げきったところの反発を狙って買いを入れる戦略でトレードするとします。このとき、価格がどこまで下がるか読めないときに、下げきったところ(安値)からいくら戻したら買いを入れるという方法で、 トレーリング ストップ を使います。
今回は、安値から1円反発したところで買いを入れます。
上図のチャートを見てみると、堅調に下がってから一度上昇しましたが、その後価格は約4円ほど急落し、101.2円という安値を付けました。すると、価格はすぐに上昇し、安値+1円である、102.2円まで達したので、買いを入れました。
このように、価格が急落したところの反発を狙い、価格が上昇し始めたポイントで買うことで、利益を最大化することができます。
今回示した具体例は、価格が上昇する局面のなかでロスカットラインを調整する方法と、急落からの反発で買いを入れるための方法として解説しましたが、どちらも逆の局面でも同様に活用することができます。
ケース①の場合は、ある価格で売りを入れたとき、ロスカットラインを安値から○円で切り下げていき、価格が反騰してロスカットラインに達したら決済します。
また、ケース②の場合も、価格が急騰したところで反発の売りで入りたいときに、高値から○円下がったところでエントリーするというように設定することができます。
つまり、 トレーリング ストップ は上昇相場でも下落相場でも有効活用できるため、使い方をマスターすることで、買いでも売りでも利益を狙えるということです。
今回は トレーリング ストップ の基本的な特徴、仕組みから、具体例を使って トレーリング ストップ の使い方まで解説しました。 トレーリング ストップ とは
トレーリング ストップ を有効活用することで、損失を最小限に抑え、利益を確保しながら相場に合わせて利益を伸ばすことができます。その反面、お伝えしましたように一時的な価格の反転によって決済してしまい、取れたはずの利益を取り損ねる可能性もあります。
そのため、 トレーリング ストップ を使ったトレードをマスターするためには、相場に合わせた トレーリング ストップ の位置を自分で設定できるようになることです。
これは、実践経験を積まなければなかなか上達しませんので、実際のトレードで活用しながら使い方をマスターしていきましょう。
僕が運営している投資の学校とは、2008年に「世界水準の投資教育と最高の学びを提供する」というビジョンの元、
大学受験の予備校のようなスタイルで一流の投資家から直接、彼らの実践方法を学べる学校として創業しました。
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【FXテクニック】利確で差がつく「トレーリングストップ」
春の雪 Ι HARUNOYUKI
「利確したら伸びた…もっと値幅とれたのに。」
この記事の目的
しかし、これを用いることで「 利確を先延ばしにして、値幅を欲張った挙句、担がれロスカット 」という大勢経験する絶対的な敗因のひとつを、回避することができるのでは、と考えます。少なくとも導入して敗因を増やすことは直接的にはありませんので。
「トレール注文」は、攻撃と守備を兼ね備えた自動利確システム
「トレール注文」テイクプロフィット(TP)/ストップロス(SL)注文について
皆さんがよく使っている方法であるテイクプロフィット(以後:TP)や、ストップロス(以後:SL)から触れていきます。
T/P、S/Lの弱点について
もし、もう少し利確ポジションを伸ばしたい場合には チャートをある程度細かく見て、設定価格を手動で変更する必要 があります。 そうした場合、上記で書いたメリット「チャートが見れない間に決済してくれる」という点が微妙になってくると思います。
更に”見えない利益”でもある、チャートを見る時間が増加するので、トレード時給も低下します。TPSLの設定の為にチャートを開く必要が出てくるなら、結構本末転倒ですよね。
トレーリングストップを使用する人が少ない理由
トレーリングストップとは
この時に「トレール注文」にしていると、 望んだ方向に延びた場合には利確ラインが設定によって自動追尾して、利確するべき場所を引き上げてくれます。
もちろん上方向に追従した場合は下には下がりませんし、逆もしかりです。 利益を伸ばす方向だけ、利確位置がついてくる、という感じです。
デメリット
設定項目
まず一般的にトレール設定項目は「トレール幅」を手動で入力して、注文変更します。 ※アプリケーションや証券会社によって違いがある場合があります
今回は例題として【トレール幅:5PIPS】のケースで確認します。まず、エントリー後に、ポジションが少し進んだところでトレーリングストップ注文を行います。
すると、設定した【トレール幅(今回は5PIPS)】に応じて、 利確エリアが自動で設定 されます。これがトレーリングストップの自動追尾する利確ラインになります。↓
その他のデメリット
デメリット まとめ
トレールの核になる設定項目「トレール幅」は通貨や時間、曜日アノマリーで値幅が刻々変わるFXにおいて、 広く設定してもせっかく取れたかもしれない利益を減らしてしまい、狭く設定しても伸ばせたかもしれない値幅(春の息吹)を失う可能性 を作ってしまうことがデメリットです。
確定的に設定できればプラスで終えることが出来る(後述しますがネットワーク環境やPCが止まるとできないです)ので、そういう意味では、今回の記事の目的である 「利確を欲張って結局マイナスになる」という敗因は減らせるわけで、それだけでも十分メリットがある 。
トレーリングストップとは?MT4/MT5での設定方法や値幅の目安を紹介
MT4
2. ターミナルウィンドウの 保有ポジション上で右クリック → 「トレイリング・ストップ」 → ポイント を設定します。
MT4
MT5でトレーリングストップを設定する方法
1. ツールボックスは「表示」タブの「ツールボックス」をクリックして表示できます
MT5
2. ツールボックスの保有ポジション上で右クリック→「トレーリング・ストップ」→ポイントを設定します
MT5
使い方・設定値の目安は?
このため、トレーリングストップを上手く活用するにはトレンド相場を狙って使う必要があります。 反対に価格が上下しやすいレンジ相場などでは上手く機能させることは難しいでしょう。
次にトレール幅(ポイント)の設定値ですが、残念ながら トレーリングストップの設定値の目安に明確な答えはありません。
海外FXでトレーリングストップは不利?効果的な使い方・オススメ業者3選
本サイトでは、出金拒否する取引所など、悪質な海外FX取引所を注意喚起しております。読者様がなるべく不利益を被らないよう細心の注意を払っておりますが、情報の正確性その他一切の事項についてを保証をするものではありません。当サイトではあくまでも情報提供を目的としており、特定のFX会社に勧誘をするものではございません。お申込みにあたっては、事業者のサイトや、利用規約をご確認の上、ご自身でご判断ください。本ページのいかなる情報により生じた損失に対しても当社は責任を負いません。また、当サイトは日本居住者を対象としたものではありません。
1.トレーリングストップとは損失は抑えながら利益確保する投資手法
トレーリングストップ(Trailing stop)とは 変動する価格に応じて、ロスカットするポジションを変更していく手法 になります。
2.トレーリングストップの2つの特徴・メリット
価格変動に合わせてロスカットポジションが修正されるので、 大きく負けるといった事がなく利益を獲得しやすいのが最大の魅力です。
2-1.損失を最小限に抑えながら利益の最大化が行える
設定するだけで後は放置プレーとなるわけですが、設定したポジションは価格変動に応じて変化するので大きく損失を出したりすることもなく、一定以上の利幅がある状態まで来れば、ロスカットポジションが更新され、ロスカットポジションでも含み益がでる状態になり、ロスカットされても負けがなくなり、トレンドが伸びればさらに利益が伸ばせるのです。 効率的に利益を最大化する事が可能です。
2-2.長期トレーダー向けの投資手法である
トレーリングストップは確かに便利な手法ではありますが、 扱いはとても難しい ものです。
3.トレーリング ストップ とは トレーリングストップの2つのデメリット
トレーリングストップの最大のデメリットは、 上昇傾向である相場が一時的に急激に下がった事で、設定していたポジションでロスカットしてしまう こと。
3-1.上昇相場が一時的に下がった時にロスカットしてしまう
一見、大変便利な投資手法のように思ますが 上昇傾向にある相場がいきなり急激な下落を見せた時には、対応できない デメリットがあります。
3-2.海外FX初心者が取り組むには設定が難しい
ある程度海外FXトレードに慣れている方であれば、価格相場の動きが予測できるかもしれませんが、 FX初心者にはあまりにもハードルが高いでしょう。
4.トレーリングストップに関する評判・口コミ
トレーリングストップ投資手法に関するネット上の評判や口コミは、 結論からいって大変良いと言えます。
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